こんにちは!トリマーの菅井です!

今回はハイシニアのわんちゃんのトリミングと自宅ケアについてです!

シニア期になると様々な理由でトリミングを断られてしまうケースがあると思います。

持病を抱えてしまってトリミングを断られてしまった。

ハイシニアになって足腰が弱くなってきて立てなくなって来てしまった。

痴呆などで自我が強くなってしまいトリミングを嫌がるようになってしまった。

など、、、

当院では20才で持病を抱えているわんちゃんでも飼い主様、獣医師と相談しながら短時間のできる範囲で施術に入らせていただいております。

若い時から通ってもらってる子達は場所見知りや人見知りもせず最後まで施術させてくれる子が多いですが

シニアになって他店様からの転院や、今までほとんどお家トリミングだった子などは

慣れていない環境に怖くて暴れてしまったり、吠え続けてしまったりなど、、、

それだけでも負担になってしまいます。

本人の体調次第で今回はカットだけにしたり、お爪切りと足裏のカットだけにしたり、目の周りだけカットなど

本人の負担をなるべく取り除き臨機応変に対応させていただいております。

私は何よりシャンプーとブローが一番ワンちゃんの体力を消耗させてしまうかなと思うので

できれば自宅でお願いさせていただく事があります。

そこで自宅でのケアですが、何よりもわんちゃんの体調が1番優先なので無理のない範囲でケアしていただきたいのと、

ご自宅でのシャンプーは飼い主様の足腰にもすごく負担がかかる事があると思うので

シャンプータオルだけで何とかしのげるのならそれがベストだと思います。

ただ、老犬になると、粗相が多くなってしまったり、おしっこやうんちに気付かづその上で寝てしまったり、、、

どうしても洗ってあげたい!という時が必ず来ると思いますのでそんな時の注意点は

・無理に全身洗おうとせず今日はおしりとお腹と足だけ!2,3日開けて今日はお顔!

など1回で全身洗わず2回にわけて汚れやすい所を洗う。

・なるべく短時間で!

・滑って転倒防止を防ぐためにゴムマットを敷いてあげる。

・毛量が多い子を洗う時はなるべく洗浄力が高いものの方が短時間でしっかり脂を落とせるので乾くのも早いです。

・シャワーでいきなり洗わず、バケツで流してあげたりお顔はスポンジなどで流してあげて下さい。

(シャワーが怖いワンちゃんは沢山いますので怖い思いをさせてしまうと今後嫌がって暴れてしまう子もいます)

・すぐ乾かしてあげれるように事前にドライヤーやタオルの準備をしておきましょう。

シャンプーが終わったら本人がゆっくりできる場所で休ませてあげたください。

目の周り、口の周りがガビガビになってしまってる場合はシャンプーで取ろうとすると時間がかかりますので

こまめに拭いてあげて下さい。拭いて取れないものは来院していただければ拭きやすいように短くカットさせていただきます。

なるべく飼い主様の不安も取り除ければいいなと思いますのでご自宅でのケアで難しいことがあればご相談下さい。

一緒に解決方法が見つけられればなと思っております🌞