こんにちわ。動物看護師の佐藤です🐕🦺
猛暑の夏を乗り越え少しずつ涼しくなってきましたね。あと2ヶ月で今年も終わりだそうです。あっという間に1年が終わりそうです。年々時の流れが早く感じて、今年何もしてないなと毎年言っております。笑 時間の流れは皆同じで、私がダラダラしている時間と、有意義に過ごしている方との時間は同じ速さで進んでいます。当たり前ですよね。しかし、人と人では同じ時間でも、人と動物での時間の流れの速さは少し違います。人にとっては一瞬のことでも動物にとっては、かけがえのない時間だったりします。
犬の平均寿命は約14〜15歳、猫では約14〜15歳以上と言われています。犬は大型犬の方が平均寿命が短く、小型犬の方が長生きする傾向があります。うちの子は人で言うと〇〇歳なんだってーみたいな、会話をしたことがある方も多いと思いますが、人の年齢に換算すると実年齢よりも遥かに高いです。人の1日と比較すると、犬では約3.5日。猫では約3日分の速さで時間が進んでいると考えられており、品種や生活環境によっても変わりますが、犬は1年半のうちに、人でいう成人(20歳)に達し、そこから1年間で約4歳ずつ歳を重ねていくと言われています。改めて考えてみると、一緒に過ごせる時間は限られていますね。
限られた時間で、幸せな時間を共に過ごすにはまず、犬猫が健康であることが一番です。日々お家でできる事としましては、バランスの取れた食事や適度な運動が大切です。おやつのあげ過ぎだったり、散歩嫌いだからあまり散歩にいかなっかたりすると、少しずつ肥満になってしまいます。肥満になってしまうと、糖尿病、心臓病、関節疾患、呼吸器疾患など多くの病気のリスクを高めてしまいます。免疫力を低下させ、麻酔時のリスク増加や寿命の短縮にもつながってしまうので、適切な食事や運動は健康には不可欠です。 病院でできる事としましては、定期的な血液検査、エコーなどの健康チェック、予防注射などです。見た目上では元気でも、検査してみたら病気が隠れていたりするケースも少なくありません。早期に発見出来ていれば治せたり、進行を遅らせられることもあるので、定期的な健康チェックをお勧めします。 予防接種は1年に一回の狂犬病ワクチン、1年から3年に一回の混合ワクチンなどがあります。感染症などから我が子を守るためにも定期的なワクチン接種をご案内してます。 その他にも、フィラリアの予防やノミマダニの予防、爪切りや耳掃除などの日常ケアなど、してあげれることは沢山あります。
上記のこともして、大切に愛情深く接していても、高齢になるにつれ介護などが必要になってしまう事もあります。大変な事も多いと思いますが、一人で抱え込まず周囲の人や、施設やかかりつけの病院などにご相談ください。長年一緒に暮らしてきた愛犬、愛猫の最期が近づいているのでもちろん辛いですが、辛そうで暗い顔をしているのを感じたらきっとその子も悲しくなってしまいます。楽しそうにとは言いませんが、笑顔で優しい声をかけながら接してあげることが、その子にとっても喜びになるのではないでしょうか。
元気なうちは沢山遊んで、沢山一緒にいてあげてください。人にとっては少しのお留守番のつもりでも犬猫にとっては、長い時間に感じています。無限に一緒にいてあげたいですが、一緒に居られる時間は有限です。お仕事や色々用事などがあって忙しいとは思いますが、一緒にいられる時間はとても貴重です。限られた時間の中で、どれだけ一緒にいられるか、どれだけ幸せな時間を過ごせるか、今回のブログを読んで少し意識してみるきっかけになったら幸いです。