こんにちは

1月頃から猫の発情、避妊手術について相談を受けることが多く、

また、2月、3月は『気付いたらウチの猫のお腹が大きくなっていた!!』など

出産・繁殖に関する患者さんが時々いらっしゃいます。

お話をうかがうと意図しない、望まない出産・繁殖であるケースが度々見受けられますので

生後3,4か月頃から避妊、去勢手術についてしっかり考えていきましょう。ワンちゃん、ネコちゃんも概ね6か月程度で性成熟を迎えます。避妊、去勢手術の推奨時期は獣医師により多少差はありますが早すぎることはあまりありません。当院では避妊、去勢手術とも6か月程度を推奨しています。電話でも、ワクチン接種時のついででもかかりつけの動物病院に相談してみてください。

さて、上のレントゲン写真は1歳半のネコちゃんが出産兆候(破水?)を呈し来院され、レントゲン検査、超音波検査を行った際のものです。
胎児がまだ未熟で出産に踏み切るにはまだ早い状況でした。

お母さん猫は元気で、3匹(推定)の胎児心拍も確認できたことから、経過観察とした症例です。

昔に比べ遭遇頻度は少ないと思いますが、、、知らぬ間に軒先で猫が出産なんて話をよく聞きますよね。

3匹の仔猫が無事生まれてくれることを祈るばかりです。
ネコちゃんの妊娠期間はおよそ60日、出産が近くなるとソワソワ 落ち着きがなくなり、巣を作る行動が見られたり、陰部を気にしたり・・ 周囲に攻撃的になる事がありますので接し方も通常より優しく接してあげてくださいね。

生死にかかわるトラブルが起こる事も多いです。何か異変に気付いた際には、早め早めで対処していきましょう。