こんにちは!動物看護師の臼井です🙋‍♀️

飼い主の皆さん!!

もしも急に大地震や台風などが起こり、自分たちの住まいが被害を受けた時

自分や家族はもちろん、愛するペットたちもすみやかに避難できるような準備はできていますか??

災害時にペットと安全に避難するためには日頃からの準備が不可欠です!

この記事ではペットの防災について飼い主さんが知っておくべきことをまとめました✏

①災害時の同行避難について

同行避難とは??

同行避難とは災害発生時に飼い主がペットを連れて安全な場所まで避難することです。これはペットを置き去りにせず、ともに安全を確保するための重要な考え方です。

(避難所においてペットと人が同じ空間で居住することは同伴避難といい、同行避難とはまた別の事を指します)

同行避難のメリット・デメリット

【メリット】

・自宅避難の次にペットにストレスがかからない

・危険な場所から離れた場所に移動できる

同行避難はペットを救うだけでなく、自身や家族の身を守るためでもあります。

過去の震災では避難した飼い主が、ペットを心配して自宅に戻った際に災害に巻き込まれたケースもあるそうです。

また同行避難できないことでやむを得ず置いてきた避妊・去勢手術が行われていない犬や猫が繁殖した事例もあったようです。

【デメリット】

・同行避難をしてきても避難所によってはペットの同伴ができない可能性もある。

・避難者のなかに動物が苦手な人やアレルギーのある人がいる可能性がある。

・鳴き声がうるさいなどで避難者との間でトラブルになる可能性がある。

また車中泊避難では、車内の温度管理、快適性、排泄物処理、ペットの運転妨げによる事故の可能性などもデメリットとしてあげられます。

 ②日頃からの準備

ここからは事前に飼い主さんがするべきことを書いていきます💁🏻‍♀️

【ペットのしつけ】

・犬では『待て』『おいで』などのコマンドをできるようにしておく

・人や他の動物にむやみに吠えない、攻撃しないようにする

・ケージやキャリーバックに入る事、ハーネスなどをつけることに慣れておく

【ペットの健康管理】

避難所ではストレスによる下痢や嘔吐、食欲不振がみられる場合があります。

ペットの健康状態を常に把握し、異変があれば速やかに獣医師に相談しましょう。

さらに他ペットとの接触も増えることから感染リスクなども上がります。

ワクチンやノミ・マダニ予防での対策も忘れずに行いましょう!

【ペットの所有者明示】

・マイクロチップの装着

・鑑札札の装着

・迷子札の装着

【情報収集】

自治体の避難ルールや注意点を確認しておきましょう。

避難所によってはペットの受け入れが可能な場合とそうでない場合があるので、これも各自治体の情報をみて受け入れ状況を確認しておきましょう。

また、受け入れ可能であっても避難所の状況に応じて対応が変わるかもしれないことを理解しておきましょう。

【ペット用防災グッズの準備】

・首輪・リード(予備も持っておく)

・クレートやケージ

・食事、水

そのほかに優先順位の高い持ち出すべきものは

・療法食 ・内服中のお薬

・トイレ用品(ペットシーツ・猫砂・排泄物の処理用品)

・食器

これらはペットの健康や命に関わるものなので必ず持ち出しましょう。

その他にも大切なものとして

・飼い主の連絡先

・ペットに関する飼い主以外の連絡先や預け先

・ペットの写真

・ワクチンの接種歴、既往歴、投薬中の薬、各種検査結果、かかりつけ病院

などを記したものがあるといいかもしれません。

ここまでブログをよんでくださって『まだ災害対策なにもできてないよ🥲』という飼い主さんがいたら是非参考にしてみてください!

愛するペットを災害から守りましょう🐶🐱

環境省の人とペットの災害対策ガイドライン