夜間救急の症例について

小手指ペットクリニック 2017年06月02日 - 21:06:01

ゴールデンウィークなどの行楽シーズン、猛暑の時期は夜間救急に関する問い合わせが度々あります。

当院での対応事例を何例か紹介しますね。
 

・呼吸があらい

体重8キロの雑種犬

血液検査大きな異常なし。レントゲン検査では気管が細く(扁平化)、呼吸困難な状況でした。意識レベルや心拍、呼吸、体温など一般状態は安定しており、しばらく酸素室で安静にしていただき翌朝退院となりました。後日頸部、胸部疾患について精査しましたが大きな異常なく経過観察とし、現在はダイエットと心臓の薬を内服しています。

 

 

・ぐったりしている

約1か月弱 猫 体重200グラム 

母猫が育児放棄?ではぐれた子猫を保護

意識が混濁し、衰弱、痙攣している状況でした。

血液検査を実施し感染症と判断しました。

点滴投薬により翌日退院。

内服治療を継続となりました。 

 

・オモチャ?を飲み込んだらしい

 

12才 マルチーズ 

レントゲン検査で胃に金属物・・・ ワンちゃんに注射をして嘔吐を引き起こし、出てきたものは・・・オーナーの銀歯でした。
スッキリした顔で帰って行きました。胃腸薬を処方しました。

 

 

・足をびっこ引いている

電話連絡を受けお話をうかがいましたが、『歩く元気はあるが、ビッコを引いている』とのことで緊急性がないと判断し翌日の通常診察となりました。
翌朝、診察室では通常通り歩行していましたが、家ではまだびっこ引くとのこと。

レントゲン検査では股関節形成不全、触診では軽度grade1膝蓋骨内方脱臼がありましたが痛み止めを処方し、2週間の運動制限をお願いしました。
 

 

・頻回嘔吐している
14才 ネコちゃん
以前から時々食後などに嘔吐があったが、今夜は4,5回胃液を吐いているとのことでした。
血液検査を実施し慢性腎不全による尿毒症と診断し、3日間の入院を経て退院して行きました。

 

・何となく元気がない
2歳、雑種 元気な男の子
『オーナー様は日中お仕事で、ワンちゃんはお留守番なので状況が分からないが、帰宅したら嘔吐の跡と何となく元気がない。』とのこと。
緊急性の有無を苦慮したのですが、心配な場合には私は来院をお薦めしています。(日中に比べ夜間救急の場合、著しい体調悪化がまれにあるため。)

胃腸炎と診断し、大事に至ることはありませんでした。日頃からスーパーボールで遊んでいるとのことですので、誤飲には十分気をつけてほしいものです。

 

 

 

夜間救急について問い合わせがあった際、誠心誠意対応したいと考えておりますが、当院で対応できないこともあります。
申し訳ございません。
『発作が起きた!』『吐いている!』など本当に心配でお電話いただいた際、お話を聞き緊急性の有無を判断し、その子に良いと思われる対応策をご提案したいと考えております。
お話の最中に体調が好転する事もあれば、症状が悪化する事もあります。
急な体調変化、不慮の事故など、何とかより良い対応策を考えていきましょう。