避妊・去勢手術について

小手指ペットクリニック 2016年12月15日 - 17:12:39

避妊・去勢については診察のみならず、電話でも多く問い合わせがあるので、簡単に説明します。

ワンちゃん、ネコちゃんの避妊手術は卵巣及び子宮を、去勢手術は精巣を手術で切除します。動物病院によって手法は若干異なります。
  

【メリット】

①繁殖防止
②疾病予防(雄では肛門周囲腺腫、会陰ヘルニア、前立腺疾患、精巣腫瘍の予防。雌では乳腺腫瘍、卵巣・子宮疾患の予防)
③QOL(Quality Of Life)の向上(発情によるイライラ、外陰部からの出血、マーキング行動、攻撃性等がなくなり、人との関係がより快適に保てる)

【デメリット】

①手術で切除した性腺(精巣、卵巣)はかえって来ない。
②全身麻酔のリスク
③体質が太りやすくなる

手術時期に統一見解はなく、獣医師により考えが異なります。欧米では2~3か月齢が推奨されていますが、当院ではワンちゃんネコちゃんが身体的、精神的に安定する6か月齢程度が良いと考えています。発情兆候の発現や飼育環境により前後するケースも多く、先ずはご相談いただければと思います。
性腺を除去することに反対の意見もあると思います。避妊・去勢手術はワンちゃんネコちゃんなどの愛玩動物、産業動物問わずとてもポピュラーな処置ですが、様々な背景があります。幸・不幸を決定するものではありません。オーナー様とペットがよりよい関係で、快適に過ごせるよう対応していきたいと考えています。
夏は手術の傷口が化膿してしまうのでは?というオーナーさんがいますが季節と細菌による化膿はほぼ関係ありません。
もうウチの子は7歳だし、去勢できない?という質問も時々ありますが、10歳でも15歳でも手術は出来ます。メリット、、デメリットを総合的に考え対応していきます。
全身麻酔以外にもオーナー様から多く聞かれるのは精神的苦痛についてです。
ワンちゃんネコちゃんが病院に来ることは、少なからずストレスで、血液検査などの検査・処置はどうしても動物にとって恐怖を感じると思います。人と一緒です。
通常、手術の前に精神安定を目的とした処置を行いますが、ワンちゃんネコちゃんからストレスをなくすことはできません。
それを踏まえ当院では術前の精神安定を目的とした処置をしっかり行うことはもちろん、手術前後の個室(隔離室)の利用、ヒーリング効果のある音響、空調(手術後は体温が下がる)、術後の鎮痛処置を行っています。
術後、去勢手術では3日程度、避妊手術では7日程度お薬を処方します。そうしてもお薬が飲めない子はご相談ください。
去勢手術は当日退院、避妊手術は1泊入院です。
抜糸はケースバイケースで、皮膚の縫合方法により抜糸が不要のこともあります。抜糸が必要な場合は術後10~14日程度で抜糸します。

~費用~
去勢 犬 24000円~
    猫 13650円

避妊 犬 32000円~
    猫 27000円