マラセチア性皮膚炎

小手指ペットクリニック 2016年12月09日 - 18:12:33

9歳のシーズー、元気なオスのワンちゃんが来院しました。

1年半前から皮膚炎があり、体臭、フケ、痒みがひどくなったなったとの事でした。

皮膚の発赤、肥厚、脱毛が著しく、皮膚を検査したところ、細菌が多数確認され、薬の内服及び抗菌シャンプーの治療を始めました。

治療開始から2週間で皮膚の赤み、フケ、体臭の改善が見られ、治療開始1ヶ月で皮膚の痒みが落ち着き、広範囲で発毛が見られました。

皮膚病の落とし穴ですが・・・痒みがなくなって治ったように見えても、皮膚病は完治していないことが多々あります。完治しないケースのほうが多いかもしれません。

この子の場合、11月24日(史上初の11月に積雪!!)に診察予定でしたが、積雪で診察が延期となり薬を飲まず1週間経った状態が次の写真です。

毛はかなり生えていますが、1週間の休薬で皮膚の赤みが再発しています。

この子の皮膚病のゴールは完治!!ではなく『出来る限り少ない薬で、痒みをコントロールしていく』ことかもしれません。

薬の再開と、自宅でのシャンプー療法の継続で痒みは落ち着いていますが、今後も1ヶ月に1回程度の通院は必要になるかもしれません。

今後、皮膚病をもたらす素因をゆっくり、慎重に探っていきたいと思います。