異物誤食について

小手指ペットクリニック 2019年02月06日 - 23:02:25

年末年始に焼き鳥の串、人の薬、チョコレート、布など・・・様々な症例が来院されたので紹介です。

『変なモノを食べてしまった!!』というトラブルはペットの幼少期、食欲旺盛な犬・ネコ、特定なモノに執着がある場合によく起こると思います。
食べてから1時間程度であれば吐かせる処置をすることが多いです。
    
≪アルミ箔:サンシェードをかじっていて、アルミ箔を誤食≫

≪薬:犬用内服薬10日分を一度に食べてしまった≫

≪チョコレート:いたずら、つまみ食い≫

吐かせるメリットがなければ、点滴を行い解毒・排泄を促す処置をします。
  

既に悪い影響が出ている場合。。。    
・食べた物がのどに詰まり呼吸困難  
・食べた物の影響で中毒症状が出ている
・胃や腸に物が詰まっている  など
入院が必要になったり、内視鏡、手術が必要になります。・・・必要に応じて大きな病院への転院をお願いすることもあります。
≪布(リボン?)を食べてから、嘔吐を繰り返す猫≫
以前から布を舐め、誤食歴があるとのこと。
誤食してから1週間ほど経過しており、体重低下が見まれましたが、元気や意識レベルは安定しており一般状況は問題ありませんでした。
  
手術では十二指腸に詰まったリボン?を摘出しました。
詰まり方が重篤だと、腸管組織が死んでしまうケースがありますが、この猫の場合、腸管損傷は軽度でした。
大腸にも異物を認め一応摘出し、手術終了となりました。

≪3日前に焼き鳥を串ごと食べて、元気がなくなった犬≫
心拍、呼吸は安定していましたが、全身に力が入り、姿勢変化を極端に嫌う状況(体が硬直しているような状況)で来院されました。
  
超音波検査で胃の中に1.5cm+2cm程度の串みたいな異物を認つけましたが、通常の状況ではなく、レントゲン検査でも異物が確認できませんでした。
全身状況、検査結果を飼い主さんと話し合った結果、二次診療施設へ転院していただきました。
二次診療施設での検査で、誤食した串が胃を貫通し、肺へ到達している状況でした。
二次診療施設で手術が行われ、無事退院したそうです。